DATA · 2026-10-12
CESA調査で見るゲーム開発者の働き方|就業とキャリア形成2025
CESAは、CEDECを通じて2013年からゲーム開発者向けのアンケートを続けています。2026年1月に公開された「ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2025」は第13回の調査です。業界団体が無料で公開している数少ない資料なので、読み方の注意とあわせて紹介します。
調査の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行 | 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)技術委員会 人材育成部会、2026年1月 |
| 実施期間 | 2025年6月2日〜8月4日 |
| 方法・対象 | インターネット調査。商業ゲーム開発者が主だが、教育関係者や学生の回答も含む |
| 有効回答数 | 339 |
任意回答のインターネット調査で、回答者の偏り(大規模企業・関東の比率が高いなど)がありうる点に注意して読みます。
職種・役職・雇用形態
| 項目 | 主な結果 |
|---|---|
| 職種 | エンジニア43.1%、ゲームデザイナー14.7%、アーティスト13.6% |
| 役職 | 一般57.8%、リーダークラス21.2% |
| 雇用形態 | 正社員87.0%、契約社員4.4%、経営者3.5%、フリーランス・独立開発者2.4% |
| 勤務先規模 | 2,000人以上26.5%、300人以上の合計57.5% |
| 勤務地 | 関東地方78.8%、近畿地方17.4% |
| 学歴 | 大学卒業43.1%、専門学校等25.1%、大学院修士21.8% |
勤務制度と労働時間
勤務形態はフレックスタイム41.6%、通常の勤務時間制30.1%、裁量労働制22.1%。勤務状況は出社勤務中心71.1%、テレワーク中心23.3%でした。週の平均労働時間は通常期44.40時間、繁忙期52.53時間と、繁忙期に約8時間増える結果です。裁量労働制の仕組みはこちらで解説しています。
勤続と転職経験
勤続年数は3年未満が36.0%で最も多く、平均は6.86年。ゲーム産業内外での転職経験ありは55.2%(平均1.33回)、ゲーム業界内に限ると41.6%(平均0.86回)でした。回答者の半数以上が転職を経験しており、業界内での移動も珍しくないことが分かります。
開発プラットフォーム
担当プラットフォームは据置型ゲーム機62.8%、PC50.7%、スマートフォン・タブレット42.5%(複数回答)。職務経歴書では、カプコンのプランナー募集のように担当タイトルとプラットフォームの記載を求める会社もあります。
この調査の使い方
回答者の属性に偏りがありうるため、業界全体の平均として断定するより、「開発者の働き方にどんな幅があるか」を知る資料として使うのが適切です。賃金については当サイトでは公的統計(job tagの公表値)を参照しています。
相談先・申込先の選び方
調査で見えた勤務制度や繁忙期の差は、求人ごとに大きく異なります。応募先の実際の運用は、面接や職業紹介事業者を通じて確認します。紹介会社を選ぶ前に許可番号と公開情報を確かめておくと安心です。
一次情報と確認日
確認日:2026-10-12。数値はCESA公開資料の記載を転記しています。賃金に関する項目は、当サイトの方針により掲載していません。